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全く自由が利かないのにも関わらず、成歩堂は逃れようと身体を揺らす。
その背中を容赦なく押さえ込んで両膝、両肩を床に着かせる。

────!!」

激情が過ぎて言葉にならないらしい。
腰だけを高く突き出す格好の彼を私は笑った。喉を鳴らし、彼に聞こえるように。
自由を奪われているのにも関わらず成歩堂は抵抗をやめようとしない。
その様子が余計に憐れで愚かしく見える。引き攣った声で成歩堂は叫んだ。

「やめ……ろっ…!」

可哀想に。
それは言葉にせずに、私は人差し指をすっと進める。目の前に突き出された彼の後ろに指をあてがう。
そして、舌先を使って。

「……ぃ、あ…ッ」

密着させた舌を上に向けて動かすと、成歩堂の喉から声が漏れた。
もどかしさを感じるのか、それから逃れようと持ち上げた腰を卑猥にくねらす。
私はそれを無言で見つめた後、再び彼の後ろへと顔を埋める。
そして皮膚の柔らかな場所に吐息が触れるように小声で囁いた。

「やらしいぞ、成歩堂……」
「!…も、いやっ……だ」

その声には涙が混じっているようだった。カタカタと小刻みに震える身体。
それでも彼の後ろは私に向けて開かされたままで。

「本当に、君は……」

最後まで言わずにまた、自分の舌を彼の奥へと突っ込んだ。舌全体を使って舐める。
慣らしもせず乾いた口に無理矢理飲み込ませ痛みに引きつる表情を見るのもよかったが、
こうして時間を掛けていたぶるのが楽しかった。
わざと音を立てて舐め回す。狭い場所に舌先を使って唾液を送り込む。
狭いそこはすぐにいっぱいになり、入りきらない唾液を淫らに零していた。
それがまるで自ら濡れて誘っているように見える。
それを教えてやると、成歩堂は声を詰まらせたまま数回首を振った。
送り込んだ唾液が独りでに溢れ出てくるようになると、私は舌を尖らせてさらに奥へとそれを埋め込む。
柔らかく解けた肉の隙間に捻りこんだ後、すっと引いて自分の口内に戻す。
そしてまた捻りこむ。
いやらしい音を立てて私は舌を出し入れさせた。
腰使いを連想させるような速さとリズムで、何度も何度も。
羞恥を煽るように後ろを自分に曝け出させたまま。

「…ク、ぁッ…!…ッ、…」

入り口だけを丹念に攻められ、奥までいたぶってもらえないもどかしさに成歩堂の身体が激しくくねり始めた。

 

 

 

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・.

 

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